真鍮は、銅と亜鉛を混ぜあわせた合金で、
別名「黄銅」や「ブラス」とも呼ばれます。
亜鉛の含有量や熱の加減によって硬度や色味が変化し、
含有量が多いと黄金色に、
少ないと赤みのある色合いになっていきます。
また、加工しやすい金属としても有名で、
身近なものでは5円玉の材料にもなっています。
真鍮は「被削性(ひさくせい)」に優れた金属です。
被削性とは、切ったり削ったりといった
加工(切削加工)のしやすさのこと。
細かな加工にも向いている真鍮は、
時計などの精密部品にも使われる他、
柔軟な加工ができるのでアクセサリーにも多く使用されています。
真鍮は腐食しにくい金属ですが、
使っていくうちに酸化による黒ずみや、
サビによって本来の美しさが損なわれてしまうことも。
しかし、日々の適切なお手入れによって
変色やサビを防ぐことができます。
アクセサリーであれば、汗などが付着したら
こまめに拭き取ってあげましょう。
また酸化を防ぐためにチャック付き袋などに入れて
保管するのもおすすめですよ。
その他にも重曹やお酢を使って
自宅で簡単に真鍮アクセサリーの黒ずみやサビをとる方法もあります。